2025年の航空会社上位20社の合計売上高、約6000億ドルに到達
世界の主要航空会社の年間売上高は、2025年の上位20社において過去最高の結果を記録しました。合計売上高は6,000億ドルをわずかに下回る水準に達し、この総額は2024年の上位企業群を8%上回り、2019年の上位20社と比較すると29%増となっています。
デルタ航空の年間売上高は634億ドルに達し、2024年比で3%増加しました。これは業界の新記録であり、同社が売上高600億ドルの大台を超えるのは2年連続となります。純利益は50億ドルで、売上高利益率は8%を示し、2024年に達成した利益率6%から上昇しました。米国「ビッグ4」の一角であるデルタは、5年連続で財務ランキングの首位を維持しています。
ユナイテッド航空(591億ドル)とアメリカン航空(546億ドル)がそれぞれ2位と3位に続き、前年からの順位を維持しています。4位はルフトハンザ(465億ドル、前年比19%増)で、再び非米国系航空グループとして最高の財務実績を上げており、IAGの390億ドルがそれに続きます。エールフランス-KLMとエミレーツがそれぞれ6位と7位に入っています。世界最大のLCCであるサウスウエスト航空は、同社として過去最高の281億ドルで8位に位置しています。注目すべきは、カタール航空(12位)が、前年比3%の減収を経験した唯一のランクイン企業である点です。
エミレーツとライアンエアーが純売上高利益率で首位に立ち、いずれも15%という見事なマージンを達成し、ターキッシュ・エアラインズが12%の純利益率でこれに続いています。一方、前年比で最大の増収を記録したのは大韓航空で、2024年の実績を61%上回りました。この極めて高い伸び率は、同社が最近アシアナ航空を買収し、その売上高が合算されたことで説明がつきます。他方、エア・チャイナと中国東方航空はいずれも3年連続で純損失を計上しています。
世界の航空会社全体の傾向として、売上高は増加しているものの、インフレ圧力、高い燃料価格、人件費の上昇により、経費もかつてないほど高水準にあることが示されています。
現在の中東紛争が始まる前の時点で、IATAは2026年の航空業界の総売上高が前年比4.5%増となり、2年連続で1兆ドルの大台を超えると予測していました。経費の伸びはそれよりやや低い4.3%で、総額9,810億ドルになると見込まれていたのです。しかし、現在は燃料価格の上昇が経費と利用可能な輸送力に直接的な影響を及ぼすと予想されています。




