アジア系航空会社のナローボディ機が搭載するエンジンの動向
アジア太平洋地域での運航状況がコロナ前の水準へようやく回復した中、Aviation Weekが主催するAeroEngines Asia-Pacificイベントが香港で開幕しました。これを受け、今週はナローボディ機に搭載される代表的なエンジンに焦点を当てます。対象となるのは、CFMインターナショナル製CFM56とLeap、IAE製V2500、プラット&ホイットニー製PW1000G(GTF)の4機種です。
これら主要4エンジンの総稼働率は、2026年1月時点で2024年同月比13%増、2025年比で3%増となりました。ただし、フライト・フライデーの分析でしばしば指摘されるように、稼働率は機体数と相関関係にあり、2026年の機体数は以前の年よりも多くなっています。2026年の機体数は2024年と比べて9%多く、2025年と比べても5%多いのです。しかし、2025年と比較した際の機体数の5%の増加は、フライト数のわずか3%の増加とは一致しません。その一因として、一部の航空会社にとって課題となっているGTFエンジンの耐久性問題が影響している可能性があります。
それぞれのエンジンを順に見ていくと、従来型のCFM56搭載機数は2024年1月から2026年1月にかけてほぼ一定ですが、フライト数は増加しました。アジア太平洋地域の運航会社は、自社の機材の中核として、これらの機材への依存度をさらに高めていると言えます。CFM56搭載機のフライトは、この期間に3%増加しました。
CFMのLeapは搭載機数が60%増、フライト数が77%増といずれも上昇を示しています。エアバスA320neoファミリーとボーイング737 MAXの納入が続く中、Leapはアジア太平洋地域のナローボディ機によるフライトの14%を占めるに至りました。
もう一つの従来型エンジンであるV2500は、2024年から2026年にかけての搭載機数を一定に維持してきました。同様に月間フライト数も安定しており、稼働率の18%を占めると同時に、これら従来型エンジンの信頼性を証明する結果となっています。
プラット&ホイットニーのGTFは現在、フライト数の10%、機体数でも10%を占めており、搭載機は2024年初頭から50%近く増加しました。2024年と比較して、2026年には50機以上のA321neo、10機のA320neo、そして10機のA220がフリートに加わったことになります。
このデータは、Aviation WeekのTracked Aircraft Utilizationデータベースを元にまとめられたものです。




