エアリース社、A350Fの発注キャンセル、代替機の購入にも慎重

エアリース社、A350Fの発注キャンセル、代替機の購入にも慎重

エア・リース・コーポレーションがエアバスA350F貨物機7機の発注をキャンセルしたことについて、「10億ドル以上の将来の設備投資費を解放し、その資金を他の計画に利用できるようにするものです」と、同社のJohn Plueger CEOは8月4日に述べましたが、代替案は乏しい状況です。

エア・リース社は2021年にA350Fを発注したローンチカスタマーでしたが、リース業界が一般的にワイドボディよりも生産数の多いナローボディ機への投資を好み、ましてやさらに市場が限定される貨物機はなおさらであることを考えると、これは当時、リース会社としては異例の動きでした。同社は結局、同じ結論に至ったようです。「我々はA350貨物機が素晴らしい貨物機であると考えています。しかし、2021年12月に発注して以来、我々は新たな貨物機事業に乗り出すよりも、新造旅客機に専念することに決めました」とPlueger氏は述べています。

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